「ひぐらしのなく頃に 解」の考察です。
アニメ・・・ではなく、今更に原作のお話し。
ネタバレは極力避ける形で書きますが、絶対にネタバレ嫌という方はスルーでお願いします。そんな方が来ていただけるほどこのブログは大きくはない・・・はずなのできっと大丈夫?!
考察は私の考えとなっています。
「ひぐらしのなく頃に」の考察サイトや掲示板を見たことがないので、かなり変なことを言ってる可能性もあります。(ひぐらしデイブレイクの情報は必死で漁ってたくせに)
「ひぐらしのなく頃に 解」に収録されているシナリオは以下の4つです。
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1. 目明し編
2. 罪滅し編
3. 皆殺し編
4. 祭囃し編
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このうち、1.目明し編 および 2.罪滅し編 は「ひぐらしのなく頃に」の解説編。
3. 皆殺し編 は解答を提示する物語。
4. 祭囃し編 は解答に対する実践編です。
「ひぐらしのなく頃に 解」で一番重要なことはなんだったのか?
私見では、3. 皆殺し編 で提示された解答です。
その解答とは、
「仲間を信頼し、仲間に相談すること」
ではなかったでしょうか。
確かに「黒幕は誰か」ということは昭和58年の夏を乗り切る上で知らなければならないことだったでしょう。また「本当のオヤシロ様の祟りの解決」も必要不可欠であったと考えます。しかしこの作品で伝えたかったことはそんなことだったのだろうかと考えたとき、それはNOと言わざるを得ないでしょう。
そのように私が考える客観的な要因を一つだけ挙げるとするなら、原作者である竜騎士07さんの雑誌インタビューです。雑誌を捨ててしまったため詳細は書けませんが、砕いて言うと「黒幕は誰でもよかった」ということです。
サスペンスもの、例えばコナン、金田一、火曜サスペンス劇場のような作品においては、黒幕こそ最も重要な要素です。そもそもああいった作品において、読者の求めるものは「自分以外の悪者の存在」であり、読者を諭したりする要素は必要ありません。
これを踏まえれば、原作者さんの発言はサスペンスものではなく、別のメッセージを作品に込めているということになります。
「ひぐらしのなく頃に 解」の最後の物語として提供された 4. 祭囃し編 で語られる「奇跡の起し方」とは、まさに信頼し、相談することでした。4. 祭囃し編 では、主人公たちに都合がいいようにストーリーが展開していきます。ストーリーが進むごとに起こる奇跡は、しかし努力なしで起こったことではありませんでした。4. 祭囃し編 の古手梨花は本当に難しいことを実践しています。「奇跡の起し方」を忘れ、羽入に背中を何度も押されながら、それでも古手梨花は実践し続けます。だから手に入れることの出来た奇跡でした。
物語の中で、古手梨花は圭一、レナ、詩音が繰り返される雛見沢の中で少しずつ経験が継承され成長していく様を嬉しく感じています。
古手梨花や羽入は「彼らの成長が繰り返す昭和58年夏を打ち破る鍵となる。後は黒幕さえ見つければ・・・」と考えています。それは物語を繰り返し読んでいる私を含めたゲームユーザーと同じ考えだったでしょう。
けれどそうではなかったことが4. 祭囃し編 の48時間作戦立案あたりまでの話しを総合すれば分かります。
本当に成長しなければいけなかったのは、古手梨花や羽入の方であるということです。
そして同様の考えを持っていた物語を読んでいる私たちも同じく成長しなければならないということです。
この物語で提供される黒幕の正体は、はっきり言えばムチャクチャです。
この物語で提供された昭和58年夏の突破内容はデタラメです。
でもこの物語を読んだ人は、ただその内容を受動的に読んで終わりではいけない。
この物語で提示された解答を能動的に受け止めることができますか?
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